|
加速するスピードがあなたのクルマを凶器にさせる! |
一般的に、人間が両腕だけで支えられる力の限界は50Kg程度、両足だけで支えられる力の限界は100Kg程度といわれています。したがって、両手両足で支えられる力の限界は、体重の2〜3倍程度ということになります。
これは、クルマが衝突したときの搭乗者への衝撃力ということで考えると、時速7Kmの衝撃力に相当するといわれています。
一方、歩行者がクルマにはねられた場合にも人体に大きな衝撃力が加わります。これを重力加速度の単位G(1Gは加速度の単位であり、地球の重力によって生じる大きさ(1秒間に9.8
m/s加速)です。)に直してみると、
・ |
時速20Kmで走行しているクルマにはねられた場合
歩行者は押し倒され、10〜20Gの衝撃力を頭部に受けます。 |
|
・ |
時速40Kmで走行しているクルマにはねられた場合
歩行者はフェンダーにすくい上げられ、50Gほどの大きな衝撃を頭部に受けます。
50Gを超える衝撃を頭部に受けると、脳細胞が破壊され再生不能といわれています。また、衝突の衝撃で死亡することがあります。 |
たとえ時速10Kmであっても、歩行者にまともに衝突し歩行者が地面に頭を打ちつけたような場合には、50G程度の衝撃を与えることがあります。
スピードを落そう もう少し あなたのクルマを凶器にさせないために!
|
|
|